2004年お山歩E
山名 山域 山行形態 日付 備考
大坊山(285m) 安蘇前衛 低山ハイク 04.10/24 標高以上に楽しめる秀逸な尾根コース・自衛隊道路から大坊山

標高以上に楽しめる秀逸な尾根コース
自衛隊道路から大坊山

昭和42〜43年生まれくらいならギリギリ行ったことがあるかも知れない昔の「足利マリンパレス」、現在は「鹿島園温泉」というレジャー施設がある谷地をぐるりと取り囲む馬蹄形の尾根道が今回のお山歩コース。下から見た山並みは実にパッとせず、すこぶる魅力的でないのだが、歩いてみると展望も良く、起伏に富んで距離もあるので、僅か285mという標高の倍以上のボリュームは楽に感じられる。唯一、馬蹄形というのがこのコースの泣き所で、登り口と下山口が結構離れていて、車1台では山を降りてから住宅地の中の歩きが長くて少々辛い。幸い家から車で10分程度と近いので送り迎えしてもらうことにした。

まずは起点の自衛隊道路まで車で送ってもらう。ただし自衛隊道路口?には駐車スペースはないので、通常は山川長林寺に車をおいて浅間山経由で自衛隊道路を横切ることになる。

山道に入って最初のピークが見晴しで、ここから先は気持ちの良い起伏に富んだ尾根歩きになる。見晴しのちょっと上の露岩帯の方が見晴しよりも見晴らしがいい。
このコースは良く整備されていて、途中数ヶ所で「健脚者コース」と「初心者コース」に道標が分かれているが、ほんのちょっとした岩場を通るかどうかの差だけなので、「健脚者コース」を歩く方が楽しい。

途中、萩の花の写真を撮ったり、イノシシのヌタ場を発見して足跡の写真を撮ったりしながらのんびり歩く。北関東の山には長らくイノシシは生息していなかったのだが、ここ数年で爆発的に増えて今はどこもかしこもイノシシだらけになっている。ハンターが獲物を増やしたくて飼育したイノシシをアチコチに放したのが増えたとの専らの噂だが、生態系を乱すブラックバスの密放流がバス釣り師によって全国各地で横行しているのを考えれば、ハンターによる銃猟対象欲しさのイノシシの「密放流?」もあり得る話だ。

所々見晴らしも利く樹林の尾根道の登り降りを繰り返して大小山への分岐点まで出ると大坊山はもう目の前。露岩帯をひと登りすると広々とした平坦な山頂に到着する。山頂は昭和40年8月に落雷による火災で焼失するまで神社があった場所で、残されている基礎から想像するに山頂らしからぬ大きな神社だったようだ。神社は昭和44年に山の中腹に移転している。

山を降りると件の大山祇神社は秋祭りの太々神楽が終わって後片付けをしているところだった。祭りはやはり楽しかったらしく、家族連れの子供達が興奮した子犬のようにはしゃぎ回っていた。

長林寺から1.2kmでやっと山道に入る 見晴しのちょっと上の露岩帯
右上の写真の露岩から大坊山・左手に見切れている尾根からぐるりと馬蹄形に尾根歩きするコースになっている
可憐な萩の花 イノシシのヌタ場にあった足跡・蹄の痕がくっきり
律令時代の田んぼの遺構の上に造成された毛野新町 コース途中から・西に行道山
コース途中から・東に大小山の裏側 頂上の少し手前から大坊山
大坊山頂上・広々した平坦地になっている 山腹にある大山祇神社・秋祭りを終えたところだった

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