2004年お山歩@
山名 山域 山行形態 日付 備考
大小山(314m) 安蘇前衛 低山ハイク 04.1/1 2004年大小山からの初日の出・中学生の時以来20数年ぶり

2004年大小山からの初日の出

トップページに「お山歩日記」工事中の告知を出してからしばらく経ってしまった。その間、山には行ってなかったのかと言うと、03.10/21〜04.1/17現在で大小山ばかり飽きずに35回程登った。登るのはいつも夕方で、降りてくる人にしょっちゅう「えっ!?これからですか??」などと怪訝そうに声を掛けられる。「ええ、まあ、夕日を見に行くんです」などと答えるものの山頂に着く頃にはとっくに日が暮れていて、街の夜景を眺めながら暗がりの中を降りてくるというのが毎度のパターン。

ここ2,3年というもの、プロ野球選手の自主トレのニュースを聞く度に「俺もそろそろ体力作りのトレーニングをしなくちゃ」とは思いつつも寒くて億劫で出来ず、プロ野球はすぐにキャンプが始まり、オープン戦、そして開幕・・・・・ で、私の方はというと結局トレーニングはしませんでした! その後も当然いいアウトドアシーズンは送れませんでした! という悪循環にはまり込んでいた。
今シーズンは気合を入れ直して心機一転、今のところ極めて心掛けが殊勝で幸先いいスタートを切っている。

大晦日は、「プライド男祭り」と「K1ダイナマイト」をチャンネルを行ったり来たりしながら見ていたのだが、あちこちチャンネルを回していたら東京MXテレビで「エースをねらえ」の劇場版がやっていて、MXテレビは電波が弱くてロクに映らないのに、吉田VSホイス戦はビデオに録って「エースをねらえ」を見てしまった。いい歳して何で「エースをねらえ」なんか真剣になって見ちゃってるのかなあと思いながらも最後まで見てしまい、ボブ・サップVS曙戦の後は、「朝まで生テレビ」に突入。朝生は大抵、後ろ向きでネガティブな議論が多いのだが、特に今回はジメジメとカビが生えたようにトーンが暗くて、新年早々から陰気な議論を聞かされた。

CM中に、外に小便に出てみると、予報では曇りだったのに雲ひとつない澄み切った星空で、朝生は朝6時に田原総一郎が退席したのと同時に続きを見る気が全く失せてしまい、急に大小山に初日の出を見に行きたくなった。そうと決まればもう一刻一秒の余裕もない。上着を引っ掛けて靴ヒモを結ぶのももどかしく車のエンジンを回し、登山口の駐車場に運良く1台分空いていたスペースに滑り込んだのが6時20分。日の出は6時50何分とか言っていたから、30分以内に山頂に立っていなければ全く意味が無い。
山頂まで標高差245m、最短コースを急げば20分ちょっとと解っているのだが、どんどん明るくなって来るので気が気ではない。結局かなり余裕で山頂には着いたが、浮き足立って飛ばしたので朝っぱらから汗だくでヘロヘロになってしまった。

このところ毎日のように「お山歩」している大小山ではあるが、初日の出を見るのは中学生の時以来で、20数年ぶり。小中学生の時は、毎年もっと暗いうちから友達と連れ立って自転車を漕いで大小山に向かった。真っ暗な田んぼ道から山を見上げると、星空の瞬きと山との境い目に何ヶ所か焚き火の明かりが灯っていて、登ると十数人から20人程で焚き火を囲んでいて、見知った顔も多かった。我々同様子供だけのグループもずいぶんいて、持参したみかんや菓子などを食いながら日の出を待つのが楽しみだった。

それから比べると現在の賑わいはまさに隔世の感で、2つのピークと見晴らしの他、南のピークの上まで人が一杯で、消防の指導があるのかさすがに山頂での焚き火はしなくなっていた。
ただし、人が賑わっているのは全く悪いことではない。ニヒルに静かな日の出が見たければ近くにいくらでも人のいないピークはあるのだからそっちに登ればいいだけの話。大勢で歓呼の声を上げながら遥拝するのが初日の出の醍醐味の一つというのが私の意見だ。

東の空が次第に赤みを増し、筑波山の右手の方から新年の朝日が昇り出す。しばらくすると数ヶ所に分散しているビュースポットの其処此処から「万歳」の声があがる。私がいる地点でも「じゃあこっちでも万歳するべ」と音頭がかかって快哉の声があがる。南には朝焼けを受けた富士山がくっきりと赤くきれいに浮かび上がっている。

ひとしきり山頂でくつろいでから山を降り、麓の神社で地区の人達が用意してくれている温ったかい振る舞い甘酒をいただいて阿夫利神社で初詣を済ました。
年が明けてもまだまだ通いそうな大小山ではあるが、「お山歩日記」では特別変わった話題がない限りしばらくは取り上げません。そうしないと「大小山日記」になってしまうので悪しからず。
麓の神社前・盛大な焚き火 阿夫利神社に参拝して山頂を目指す
山頂の一角・日の出を待つ あちこちで万歳の声があがる
2004年大小山からの初日の出・写真左後ろに筑波山・手前は三毳山(みかもやま)
朝焼けの富士山 大小山南のピークに集う人と富士山
阿夫利神社・大天狗と小天狗の面 麓では地区の人から甘酒の振舞いがある

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